幼児殺害事件が冤罪だとわかり、その真相に迫る警察と冤罪被害者を報道した雑誌記者の社会派ドラマ。
ドラマWらしく骨太濃密なドラマで、とても見応えがある。
被害者の心情、冤罪被害者の心情、冤罪報道をしたものの心情が描かれており、特に殺人事件における被害者と冤罪被害者の立場にフォーカスした作品は他のサスペンス社会派ものとは大きく異なる。
普通は加害者と被害者が取り上げられやすい事件ものだが、報道記者という主人公を用いることでそれとは切り口の違う他とは異なる作品になっている。
正義や善、仁義を貫くものに光があたるという救われる物語にもなっており、特に最終話は寛大で圧巻。
配役もはまっており、仲村トオルがとにかくかっこいい。