「ドッペルゲンガーの出る作品が観たいな」って人はこの作品!
全体的にバランスの取れた作品。
音楽のセンスも良い。
隠れた良作。
人間が1番怖いをドッペルゲンガーを通して体感させる作品。
これの面白いのが、
「人間には人に見せたくない裏の顔がある。そうなりたくない、あるいはそうなれない未来がある。それが影となってあなたを殺しにくる。」
という設定。
つまりは、必ずしも悪い方に転ぶとは限らない事である。大体は本人の憎しみや憎悪が影となり、元の主を狙うのが普通だが、影にしか出来ない事もあって…と。
一応は完結してるのでストーリー全体に関してまぁ納得出来る作品。
ただし評判があまり良くない事を見ると続編が作られていない=実質打ち切り状態か。wikiにも記載が無いため続編を望むのは難しそう。
個人的には面白かった。良い点も多くある。
Netflixドラマ「Dark」に近い雰囲気。
良い点
・映画的お決まりが少ない
・キャストが皆魅力的
・ドッペルゲンガーの猟奇的演技
・音楽の使い方が良い
・黒幕が後半まで不明
・後で調べたが、実際の街とその伝承を基にしたストーリーだった。(ドラマを象徴する鐘楼も実在するイタリアの同名都市クローン・ヴェノスタが舞台。クローンに意味は無いがドラマ側が勝手にリンクさせていたのは面白い)
・丁寧な編集と脚本(突き抜けてはない分、悪く言えば飽きる人は飽きる模様)
・1話が長い(45分作品とかある中コレは嬉しい)
ダメな点
・音楽の切り方が変。コメディだと勘違いさせる。
・最終話にイライラポイント。気持ちは分かるがある人物にイライラしてしまう要素あり。
・続編予定だったのか肝心な謎が明かされていない