数々の心霊ドキュメンタリー作品の制作陣が日本で最初の心霊モキュメンタリービデオ「知られざる心霊世界」の謎を追う過程で遭遇する恐怖。
学生時代の青春をホラーを見る事に使い果たした私の様なオタク達には堪らない作品。心霊ドキュメンタリーと言うジャンルにおいて名だたる面々が集まって作られたと言うだけありこの手のジャンルの面白さは確約されている。ミステリー仕立てに謎を散りばめながらホラーファンの好奇心を刺激し続ける展開が最後まで上手いがそんな要素がこの世界における最大の恐怖はそんなホラーファン達のどこまでも恐怖を追い続ける探求心なのだと言う展開で活きてくるのがホラーと言うジャンルとしてもしっかり怖い一方で凄く胸熱にもされるのが凄い。
思えば私が子供の頃に夢中になって見ていた「ほんとうにあった呪いのビデオ」から長い年月が経ち日本の中のホラーは印象も立ち位置もガラっと変わってしまった。時代が変わればホラーと言うジャンルも変わる。が、それはあくまでもエンタメの中のホラーと言う存在における変換に過ぎない。今のJホラーがやらんとしている事は本来の恐怖と言う概念とは全く別の場所にある。普通の映画よりも予算も使える技術も少ない中で恐怖と言う者の本質を炙り出しエンタメとしてもしっかり面白くして見せた本作をみて今の邦画ホラーを作ってる人達は色々勉強してほしい。
次回のシーズンも近い内に見ます。
