心霊マスターテープ2 ~念写~の6の情報・感想・評価

エピソード06
心霊好事家達ノ挑戦
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ryosuke

ryosuke

素晴らしい締めくくりだった。シーズン1と同じく、心霊ビデオの作り手は本当に死を直接取り扱う覚悟を持つべきだという過激な職業倫理が提示される。ただし、シーズン1では死をもたらす覚悟であったが、本作では死を受け入れる覚悟なのだった。 くじ引きのアイデアは『聖なる鹿殺し』の方式。古賀が消滅していなければ杉本にやらせるにあたってノイズになるので上手く考えられていると思う。しかし杉本の泣き演技はリアルだな。あんな物騒な小道具を持っていたら本当にその気になってしまいそうだ。 キャバクラの従業員たちの語りがつなぎ合わされ、「ヨネ」は現在・過去・未来を越え、自在に空間を移動できる視点を持っていることが分かる。しかしこれは最早神の視点だ。そんな存在が東北のキャバクラで働いているという設定に味がある。ラストの落とし所は何やら感動的だった。若い世代の二人が宿命的に出会い、負の連鎖を断ち切る。いや、「友達」の歌を口ずさむ「ヨネ」=シノミヤキリは若くはないのだが。
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面白かった〜不意の島田くん嬉しかった