いやいやいや良かった、、、、
ラストシーン最高に震えた。好きすぎる。
ロシア語が聴きたい、ってだけで再生したけど大当たりだったし話も期待以上に面白かった。
前半は田舎の貧しい少女が身一つでモスクワへ出て成長していく話。
後半はモデルとして見いだされた彼女の才能の開花と苦悩の話。
実在人物がモデルで、彼女の人生と共に当時のソ連史も辿れる。
ソ連の女は質素で利便性の高い服を着るべきって言い張るお偉いオジサンたちと、新しいスタイルを打ち出していきたい女性デザイナーの対立、共産主義社会の閉塞感、KGBの監視、身分差別、性差別、若手の台頭によるベテランの衰退、成功の裏の影、時代を感じる要素がたくさんあって興味深かった。
なにより、映像が総じて魅力的。モスクワの町並みも、パリの町並みも、西洋を意識したロシア製の60年代ドレスも、どれもこれも素敵に見えた。60年代の服の配色とかデザインとか、いかにもな「衣装感」たまらなく好き。
賢くて強い女が好きなので、波乱万丈な人生を強くたくましく時にしたたかに生きる主人公が魅力的だった。学は力、無知は罪だと心底思う。
にしてもこのドラマの情報がネットに少なすぎて少し困る。
どこまでが脚色かとか、彼女についてもっと知りたいし伝記も読みたい。