現実逃避帰国準備

ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪 シーズン1の現実逃避帰国準備のレビュー・感想・評価

3.0
『The Lord of the Rings Rings of Power』(2022)

数年前、Amazonがドラマ版を作ると聞いて、『ロードオブザリング』ファンとして一瞬喜んだけど、せっかく面白い映画のイメージを台無しにされる懸念があった。たまたまPrimeメンバーになったので、せっかくなので鑑賞。リメイクじゃなくて、数千年前の時代のプリクエルだと知りほっとした。

字幕の言語数が半端ない41言語、吹替言語数31言語で気合入ってる。日本語字幕、日本語吹き替えもあった。

シーズン1、8話終了。映像、風景は素敵なんだけど、ストーリーに面白みがない。やたら偉そうなガラドリエルが主人公だからかな?ドワーフのシーンは楽しい。

『Game of Thrones』のBenjen Starkに似てるなあと思ったら、そうだった😆

ハーフットのノーリはクルクルの大きな目がElijah Woodに似てて、ハルブランドはViggo Mortensenに似てるのはきっとわざわざそうキャスティングしたんだよね?

だけど、業界で人種多様化圧力のせいか、ミスキャスティングでストーリーに集中できない。

親子なのに全然似てないっていうか人種違うなあとか思いながら鑑賞。仮にミックスRaceという設定だとしても、似てる役者をキャスティングする事が説得力ある映画にする大前提なのに、そこを完全に無視してるから、説得力がないどころか混乱させるね。ミ―リエル親子とか、ブロンウィン親子とか。ノーリの母親は継母らしいけど、その設定いる?少ない人口の部落で多人種が混じっている設定は無理があるし。トールキンの本には人種だとかスキンカラーの描写がないというけど、ヨーロッパ、北欧の文化が前提でわざわざ人種の描写をする必要がなかっただけなのにそこにつけこんでむりやりRacial Diversityを入れたらそりゃ話の説得力がなくなるよね。

演出、脚本どっちがいけないのかな? 幸せに暮らしているヌーメノールの人達が戦争へ行くっていうのに、なんでみんな嬉しそうのかが理解できない。戦闘作戦甘すぎて説得力なくて、感動させようとしてるシーンが感動できない。同じプリクエルでも『ホビット』は面白かったのは、演出も脚本も良かったからだね。

11/13/2022