おれんじ

それでも僕らは走り続けるのおれんじのレビュー・感想・評価

それでも僕らは走り続ける(2020年製作のドラマ)
4.1
韓国ドラマっぽくない今風の見やすい作品でした。ただミジュが翻訳家だからか、捻られた会話を一回で理解できない部分があって(私だけ?)何度か戻して確認したりすることも。

ソンギョムは今までのドラマの男性主人公で見たことないキャラで、独特な佇まいが段々クセになる。でもそんな不思議キャラでも芯はしっかりしていて、相手に押しつけない優しさ・正義感がとっても良い。この両方を上手く表現していた。
走るシーンはフォームが綺麗で見とれてしまうし、ゆっくりめな語尾が上がる優しい話し方がかなり好きだった。

ミジュのファッション、ラフで良い。酔っ払ってる所カワイイ♡翻訳家、大変そうだけど達成感ある仕事だろうなぁ。

演出なのか、韓国の男性が皆そうなのか、ソンギョムがミジュの割り箸割ってあげたり、鍋取り分けてあげたり、ご飯?のフタ開けてあげたり(なんか他にもあったな…)していたのがなんとも自然で素敵だなぁと見入ってしまった。

主演2人がずっと可愛いからずっと見ていられるんだけど、個人的には前半のかみ合ってない・すれ違ってるあたりが1番好きでした。
伝えてるつもりなのに、伝わらないもどかしさ、言葉足らずな自分に落胆するカンジとか。前半の、このじれったい部分が自分には魅力だったので、この辺をもう少し長く見たかった気がする。

後半は若干詰め込んでる感があったけど、ラストの演出が良かったし、まさかソ代表とヨンファに泣かされるとは。

重いテーマのドラマ後に鑑賞したため、終始穏やかで平和な雰囲気にとても癒やされました。
おれんじ

おれんじ