眠

サンクチュアリ -聖域-の眠のネタバレレビュー・内容・結末

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.4

このレビューはネタバレを含みます

相撲界のことを全然知らなかったから、1500年の歴史の中で横綱は70人ぐらいしかいないとか、相撲部屋の上下関係があんなに厳しいこととか、女人禁制の文化があるとか、そういうことを知れておもしろかった。
猿桜はクソみたいな不良だったけど、根底に家族想いなところがブレずにあって、人として最低なところもあるけど、最後はそこが芯となって踏ん張って成長していくところがすごくよかった。またその成長の過程で肉体の変化も著しくわかって俳優の努力に感動した。
静内の過去に関して1話目から伏線引いてその後終盤に向けての回収の仕方が、テンポ感も良くて個人的にはすごく上手いと思った。序盤の狂人のような一面の裏にはちゃんと静内なりの理由があって、その理由が描かれたときは泣けた。
猿桜も静内もそれぞれ家族想いなところがあって、両者それを抱えて最後のあの対決に臨むところは胸が熱かった。
勝敗を見せないで終わる締め方もきれいでよかった。
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