このレビューはネタバレを含みます
いろんな愛の形が詰まっていて美しく苦しかった。
親が食べ物の一番いいところを子供に与える描写で、愛を表現させるのがすごく好きだった。親、兄弟、恋人に対して同じようにしてもらったり、逆に自分がそうするときに、愛を実感するから、余計に刺さったんだと思う。
客を乗せた也英が高速のインターを降り損ねたことを引き合いに「この世の地獄です。間違いと分かっていて進み続けるのは」と晴道に言い放つ場面が強く印象に残った。
也英と晴道、綴と詩に関していえば、ハッピーエンドで収まってよかった。
(綴と父親の関係性も改善していたみたいだし…)