ごろり

サンクチュアリ -聖域-のごろりのネタバレレビュー・内容・結末

サンクチュアリ -聖域-(2023年製作のドラマ)
4.5

このレビューはネタバレを含みます

Netflixオリジナルドラマ シーズン1 全8話 駆け抜けました(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
漫画好きには堪らない展開でめちゃくちゃアツくて面白かったです!!
制作するにあたってかなり影響されているであろう松本大洋先生の伝説的卓球スポ根漫画「ピンポン」、現代社会の闇や底辺の人々の描き方は真鍋昌平先生の「闇金ウシジマくん」を彷彿とさせるし、角界という女人禁制の社会で頂点を決める為の男と男の闘いは高橋ヒロシ先生の不良漫画「クローズ」を連想する(作中に登場する化け物級に強い力士 静内はモロにリンダマンですよねw)、あとは観る前から故 佐藤タカヒロ先生による未完に終わってしまった傑作相撲漫画「バチバチ」を意識した人も多いと思います!!
青年漫画を読んでいたかと思いきや終盤にいくにつれて青年漫画の雰囲気は残しつつどんどん週刊少年ジャンプ的な少年漫画の面白さにシフトしていく、このバランス感が今作の凄さなんだと思います_(:З」∠)_

主人公である猿桜を演じた一ノ瀬ワタルさん、その他元力士の役者陣の肉体の完成度よ(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
飛び散る汗、滴る汗、ぶつかり合う肉体、弾けるような音、全部堪らねぇ(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
第7話終盤での馬山部屋との再戦、猿将部屋の力士達の身体から沸き上がる熱気に視聴者の心もアガるアガる(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
「スラムダンク」の湘北vs海南、試合前の海南ロッカールームでの牧紳一の名シーン「試合はまだですか監督!!」を思い出しましたww
あとは猿桜の良き理解者でサポート役でもある清水を演じた染谷将太さんの演技、台詞の言い方や表情の作り方、目の動かし方などめちゃくちゃ上手かったですよね!!
役が完全に憑依しているというか(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

序盤、才能にかまけてろくに練習もせずに低レベル帯で勝利を重ね調子に乗りまくる猿桜にはイラつきつつも、角界をぶっ壊していく勢いと破天荒な行動に心は湧きまくるんですよね(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
ダークヒーロー的なカッコ良さが◎
そして圧倒的強者として立ちはだかる静内にボッコボコに負かされメンタルもズタボロにされるも、再起し猿桜の熱が部屋中に広がっていくアツすぎる修行パートを経ての静内との再戦!!
めちゃくちゃ良いところで終わりやがる(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
シーズン2もちろんあるんだよね??(シーズン1で終わってもカッコいいとも思う)
猿将部屋の力士達、主人公を含め最初は嫌な奴ばかりだったんですけど、終盤にいくにつれてみんなカッコ良くなっていくんですよ(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

「ピンポン」の主人公ペコも最初は才能にかまけて卓球をし、アクマに惨敗して卓球を辞めるも再起し奮闘するというので猿桜と重なるし、恐らくシーズン2があった場合にメインの対戦相手になってくるであろう龍谷部屋の注目力士である龍貴は「ピンポン」の最強選手 ドラゴンと重なりますよね_(:З」∠)_
トイレでプレッシャーに堪えるところなんかドラゴンをさらに連想しました_(:З」∠)_
「サンクチュアリ -聖域-」が面白かった方は是非「ピンポン」(原作漫画、実写映画、アニメ 全部面白いです!)もオススメします_(:З」∠)_

ねちっこい虐めとか、角界の闇の部分とかも描かれていて気分が下がることもあるんですけど、しっかりコメディパートも用意されていて良い感じに中和されますww
特にお気に入りなのは猿将部屋のイケメン力士 猿岳のファンである青年とのくだりですねww
めちゃくちゃ笑いましたww

OPもめちゃくちゃカッコ良くて毎回スキップせずに観てました_(:З」∠)_
シーズン2が待ち遠しい!!
また土と汗にまみれたアツい男達を拝みたい(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
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