ごろり

岸辺露伴は動かないのごろりのネタバレレビュー・内容・結末

岸辺露伴は動かない(2020年製作のドラマ)
4.0

このレビューはネタバレを含みます

「ジョジョの奇妙な冒険」は第4部が1番好きなごろりです!
実写映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」に合わせてようやく重い腰を上げシーズン1(1~3話)、シーズン2(4~6話)、シーズン3(7~8話)の全8話を観ました!
かなり舐めてたんですけど、めちゃくちゃ面白かったです!!
高橋一生さんがちゃんと岸辺露伴先生なんですよww
台詞の言い方や醸し出す雰囲気によってしっかり狂人 岸辺露伴がそこにいると思わせてくれます!
大好きな飯豊まりえちゃんが岸辺露伴先生の担当編集 泉京香を演じていて、彼女との凸凹感がバディものとしても◎
飯豊まりえちゃんがとにかく可愛すぎるし、彼女の衣装もめちゃくちゃ可愛くて眼福でした(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ
毎話登場するゲスト俳優さん達の怪演も注目ポイントです!

このドラマを観るにあたって特に予備知識なく楽しめると思います!
原作漫画である「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」、そこから派生したスピンオフ漫画「岸辺露伴は動かない」1巻,2巻、短編小説の「岸辺露伴は叫ばない 短編小説集」を読んでるとより楽しめることは間違いなしです_(:З」∠)_
あとは〝スタンド〟簡単に言うと目に見える超能力についての知識があったほうが物語に入りやすいと思いますが、実写ドラマ版では〝スタンド〟はキャラクターとしては描かれないので、岸辺露伴先生は超能力を使う才能がある人なんだなぁくらいの認識で大丈夫です!!
変にスタンドをCGとかで表現しちゃうと安っぽくなっちゃうのでスタンドをキャラクターとして出さない判断は大正解◎
スタンドはスタンド使いにしか見えないので、スタンド使いではない視聴者はそもそも見えないしねw

岸辺露伴先生のスタンドである〝ヘブンズ・ドアー〟は対象相手を本にしたり、対象相手の一部を本にして(顔が本のように開いたりなど)、その人の記憶や感情などを読むことができて、さらに本のページに指示を書き込むことによって行動や記憶を操ったりできるチート能力です!
美術班めちゃくちゃ頑張ったなと褒め讃えたくなるくらい本がよくできていて、対象相手の性格によって本が小説やファッション雑誌やゴシップ雑誌や日記などなどになっていて一時停止してしっかり読むのも楽しすぎる!
めちゃくちゃ怖そうな男性にヘブンズ・ドアー使ったら本に書かれている文字とか内容がめちゃくちゃ可愛いシーンがあって笑っちゃいましたww

基本的には岸辺露伴先生が怪異に遭遇して漫画家ならではの好奇心や探求心から怪異に首を突っ込み、ヘブンズ・ドアーを使って対処していくという流れ!
名探偵でも霊能者でもヒーローでもなくあくまでも漫画家なので、最終的に怪異の元を消し去るとか解決するとかはなく普通に逃げたりするのもいいですよね!
ホラー漫画で起承転で終わらせて結を描かない不気味さがこの作品にも活かされていて、しっかり奇妙な冒険になってます!

特にお気に入りな話が3つあって
第1話「富豪村」ではマナー違反をすると自身の大切なものを失う不思議な屋敷からヘブンズ・ドアーを使って上手く抜け出す様が痛快でした!
第2話「くしゃがら」は好奇心と探求心に狂ってしまった人達が不気味すぎて、〝くしゃがら〟という禁止用語の意味が知りたくて堪らなくなってしまったゲスト俳優の森山未來さんの演技が素晴らしかったです!「世にも奇妙な物語」の「ズンドコベロンチョ」を思い出しました!
第5話「背中の正面」は市川猿之助さんの怪演が素晴らしすぎました!背中を絶対に見られたくない男の動きが不気味すぎてw この第5話と第8話「ジャンケン小僧」は「ジョジョの奇妙な冒険 第4部」のエピソードが元になっているんですけど、上手く実写化してますね!
まさか市川猿之助さんがスタンドである〝チープ・トリック〟を演じるとは思いませんでしたww
鍵になってくる〝振り向いてはいけない小道〟の演出もめちゃくちゃホラーで素晴らしかっです(;//́Д/̀/)'`ァ'`ァ

映画「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」がますます楽しみになりました!!
実写ドラマ版めちゃくちゃ楽しいので是非_(:З」∠)_
ごろり

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