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バスケット・ケースのpauhのネタバレレビュー・内容・結末

バスケット・ケース(1982年製作の映画)
3.3

このレビューはネタバレを含みます

奇形児兄の謎の咆哮と微妙に弱々しい声が出る度なんだか笑ってしまい、時折挟まるストップモーション兄が可愛く見えて面白かったです。
襲われた人のこれでもかという悲鳴ドアップも迫力があり、特に医師の半身バラバラ遺体とラストの女医のナイフまみれの顔面カットが印象的でした。
ただ初めは嫌な印象だったホテル主が精神病院さながらの奇声&トラブル続きで段々可哀想になるほどで、何かと巻き込まれる近隣住民の大迷惑加減に笑えました。
ラスト付近に主人公が見ていた、全裸ランニングの悪夢のカオスさも面白かったです。
最後は兄弟喧嘩により一緒に逝ってしまうのが切ないですが、なんだかんだ言いながら弟を守るべく必死に掴まる兄の姿を見てちゃんと兄としての意識はあるんだなと思わされました。
兄の造形のインパクトが凄まじい、味のある作品でした!
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