バスケット・ケースの作品情報・感想・評価

「バスケット・ケース」に投稿された感想・評価

よー

よーの感想・評価

3.8
2014年7月7日, 0時57分
かねてから観てみたかった「バスケットケース」を観賞。
上映後に映画評論家の方達のトークショーもあり、一度で二度美味しい的な映画体験をしてこれた。

そもそもなんでこの映画を見たいと思ったのかは忘れた。
いつからだったか気が付けばわたしの「みたい作品リスト」にこいつは紛れていて、また毎年毎年観ないものだからリストの常連にもなっていた。
それがやっと今日リストから外れ、ようやく一つの体験として自分のなかに取り込まれるのだ。
…そう考えるとなんとなく緊張してきてやたらと目が乾いた。
ワクワクというより、ソワソワに近い。


で、映画は、面白かった!
ホラー映画というよりは、煩悩の映画というかんじ。
笑いの要素も結構多くて、頻繁にへらへら笑ってた。

なんていうか印象を完全に観る者へと丸投げして、好きなように撮ってる感じがとてもいい。
みる人によって、日によって、いろんな顔を見せてくれる映画だと思った。
この自由度が高めで突き抜けているところは、タランティーノに通じるものがある。

トークショーからの言葉を借りれば、“素晴らしい映画はジャンルをも超越する”。
まさにこの作品にもぴったりの台詞だった。


同監督作品の「フランケンフッカー」や「バッド・バイオロジー」もちょっと面白そう。
機会あらば観たい。
色々な意味で時代を感じるホラー作品。
カルトホラーに分類されるみたいですね。

大きなバスケットケースを肌身離さず持ち歩く青年、その中身は果たして…ジャケットでコンニチハしていますが(笑)

結合(シャム)双生児として生まれた兄弟がある人物達に復讐するお話。
ちなみに結合双生児とは、文字通り体がくっ付いて生まれてきてしまった新生児のことです。
バスケットケースに入っているのは、弟の体から切り離された兄のベリアルさんです。テレパシーが使える凄い人。

ホラー映画にとって切っても切り離せない存在、それが魅力的なクリーチャー達です。今作はベリアルさんがそのポジションなんですが…ぱっと見ジャガイモみたいだなと(笑)
いや、凶暴だし慣れてくると愛着が湧いてくる存在なんですがね…良い意味で物凄くチープなんですよ。だからあまり怖くない。
自身の欲望に対して素直なので非常に人間味がありますし。

怖いホラーを求める物ではなく、魅力的なクリーチャーを求める作品ですね、これは。

スプラッター物が好きな方にオススメ出来る一本です|ω・)
jnk

jnkの感想・評価

4.0
ヘネンロッター作品はストーリーだけ説明するとふざけてるようにしか思えないからつい感想もそういうテンションになってしまうけど、悲しみと怒りと愛の美しさを見事に表現した作品だと思う。
奇形と障害と性という意味では後のバッドバイオロジーにも通じるし、生まれつきどうしようもないことで孤独に生きるしかなくなってしまった人の話は心に響く。
お兄さんのルックスもだんだんかわいく見えてくるし、それを化け物扱いするようなやつは顔面中にメス刺さって死ねと思ってたら本当に顔面中にメスが刺さって死んで本当に良かった。
最後のシーンで兄がいた位置が切り離す前の位置でとても哀れさを感じた。

しばらくの間、お肉を見たら思い浮かんできそう。
チープなスプラッターホラー(^^)

このバスケットから覗く可愛い生き物が血祭りを見せるのか?とずっと観てみたかった作品。可愛い生き物っていうかちゃんと人間だったんだなぁ💦

シャム双生児の兄ベリアルと弟ドウェエインは父が裏で手配した医者達により切り離される。一人一人の人格を持ちながら、兄の奇形は人間として扱われずゴミとして捨てられ危うく闇に葬り去られる所を弟が救い出す。月日は流れ、これまでの兄弟間のテレパシー的な能力を頼りに無理矢理手術した者への復讐を始めるが…
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順調に進めていた復讐劇。が、弟に訪れた初恋をきっかけに兄弟の関係性は変化していく。自我、確執、性への欲求…
外の世界に出たからこそ気付けたのかなぁ

ポケモンにこんな感じの居なかったっけ?愛らしいし滑稽だし、それぞれの苦悩にはいたたまれない気持ちが残るし、色んな意味で面白い作品でした(^^)

死姦のシーンがやっぱ印象的^ ^
兄ちゃんにだって願望はあるよねぇ切ねぇ💦

2018 1 スカパー
食事中には見れない映画。
ホラー映画でも気持ち悪い系のホラーかな?
とりあえず叫びすぎ。音小さくてもうるさかった。
なんで暴れるだけ暴れてトイレやねん、ってなった。弟も兄貴のことを隠したいんか隠したくないんかよく分からん。
狭い安ホテル、バスケットケースの中から覗く視点で、しばらく引っ張る異形の姿。切り離された兄弟、世間から無き者として扱われる哀しき存在が受けた冷酷非情な暴力と怒りをそのままホラーにしちゃった。なので結構際どいけれど、ショックシーンのチープさ、ストップモーションで撮られたクリーチャーの動きには愛嬌がある。マッドな医者やホテルの住人もよほどフリーキーだし。それにしても、やたらけたたましく悲鳴を上げる映画だった。弟も隠す気ないんじゃないかと思うほど1人でデカイ声で喋る!
82年の技術じゃないはずです。
酷すぎ。初代ウルトラマン以下!
もっと見せる方法あるだろうに、って笑えたわ。
ERI

ERIの感想・評価

3.0
古い感じコマ撮りな感じがたまらなくいい。お兄ちゃんの存在を最初は焦らして全然見せてくれなくて初めて見たときはリアリティとか無いねんけど衝撃的で。弟の色恋沙汰にヤキモチ妬いちゃってるのがかわいい。綺麗に終わったなーって感じやったけどまさかの2、3あるんやってゆう。また見てみよう。ホテルにいっつも同じ人いすぎでおもろい。
ぬう

ぬうの感想・評価

3.5
結合双生児として生まれた兄弟が自分たちを無理やり切り離したお医者さんに復讐して回るというスプラッタホラー。
おどろおどろしい見た目のベリアルに初めのうちは気持ち悪さを感じるけど、コマ撮りでチマチマ動いてベッドをゆさゆさしたり、トイレの中に隠れてひょっこり顔出したり、黒人お姉ちゃんの部屋に忍び込んでパンツを盗んだり、そんな姿を見てると何かだんだん可愛らしく見えてきたり。
異形の姿で生きる兄の悲哀や兄に振り回され普通の生活を送れない弟の怒り、どっちもわかるからこその報われない悲しさだなぁ。

とはいっても兄のいる部屋で見せつけるようにイチャイチャされたら、そりゃ発狂したくもなるぞ弟よ。
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