Renna

ボーイズ・ドント・クライのRennaのネタバレレビュー・内容・結末

ボーイズ・ドント・クライ(1999年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

ヒラリーの演技が圧巻すぎる。
後半ボロ泣きして見てしまった。

ブランドンとラナの関係性について。
ラナは、始めブランドンの中性性から出る妖艶さに惹かれてた部分があると思う。「男なのに雄よりも美しい」みたいな、、?それでいて垣間見える男らしさのギャップに恋してたんじゃないかと思うんだけども。
後半、ブランドンのセクシャリティが明らかになってからの態度、あれは最早同情だよね。「男になりたいのに、なりきれない女」っていうポジションが、彼のアイデンティティを不確実なものにしてて。
でもラナにとって、その未完成な彼は、私だけを愛してて、私はそんな彼を包み込んであげなくてはならないっていう、どちらかというと母的な愛情に変わったかな?未完全な形状である彼(子)を母が無条件で愛するような感じじゃないのかなって思う。

結局ヘテロであるラナは、男性に守られることを望んでいたし、でもそれが、根本的に女性であるブランドンには務まらないって心の底で思ってたんだと思う。
一概にそのことが悪いとは言えないけど、所詮そういうもんだよなあ。と
Renna

Renna