にっちゃん

母性のにっちゃんのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.1
母と娘。
切りたくても切れない“家族”という呪縛を母サイド、娘サイドから描いている映画。

観ながらスグに原作のエピソードの断片を思い出したから…っていうのもあるかもしれないけど…映像化で観るには今ひとつ何かが足りない(か弱い?!)感じがしたかな?!(キャストは良かったし、原作も面白いです)

湊かなえ原作の他作品がなかなかにインパクトが強すぎるせいもあるかもしれないけど…(^^;

でも、本来無条件で贈られるはずの“愛”を受け取れず、精神的にだったり、肉体的にだったり、苦しんだり悩んだりしてる人はいるワケで“切れない”と思っている絆から実は逃げることもできるってこととか「自分はどうなんだろう?!!」って立ち返るキッカケには繋がる映画なのかも…ね。

ちなみに義母役の高畑淳子さん。
毒素全開パワーが相変わらず素敵でした!!

どこか“御伽な国”の住人のような大地真央さんの母も…ある意味怖かった…
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