なつむぅ

母性のなつむぅのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
4.7
小説は元々読んでいて、今回話題になっていたため鑑賞。小説を読んだのはだいぶ前だったけど、うっすらと覚えていた。まず思ったのが、戸田恵梨香さんと永野芽郁さんの演技力がえぐい。母目線、娘目線ということは、同じようなシーンを2回繰り返すということだけど、美しいほどに違和感がなかった。特に永野さんの泣くシーンは、痛くて痛くてこちらも泣きそうになった。シーン分けのタイトルが「母の真実」「娘の真実」ということは、どちらが事実ということではなく、どちらも「真実」だということ。こんなにもこちら側に考えを委ねる作品、嫌いじゃない。