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母性のayakaのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.5
原作未読で鑑賞。

観終わった感想、「湊かなえはこんなもんじゃないだろ。」
消化不良すぎたので速攻原作買って読んだ。

まだほんの数ページしか読んでいないが、もし私が原作を読んでからこの映画を鑑賞していたらガチギレしていたと思う。笑

脚本で抜かれている描写や台詞が多すぎる!!!
鑑賞中何度も違和感を感じた箇所がほらやっぱり炸裂。
ルミ子の父についてとか、なぜルミ子母が田所の薔薇の絵に惹かれたのかとか、田所の人間性とか(劇中ではただただ中身のない影の薄い存在で、あの薔薇の絵は一体なんだったのかと思う程笑)

恐らくラストも違うと思うので、未読の方は断然読むのを勧めます。

ルミ子役の戸田恵梨香、めちゃくちゃ難しい役だっただろうな…
大地真央は途中某CMが頭に浮かんでつい吹き出しそうになったくらい愛に溢れていた。
女系家族の悪いところと良いところが出てて
、役者さんたちがとてもよかった。
本筋については、私はすでに娘でもなくなってしまって母にもなれないので一体私は何なのだろうとか思っていて、これは観る人によってかなり印象が変わるだろうなと。
娘だったときのことを必死に思い返しながら鑑賞した。

否、娘として母の愛を求め続けていることを認めたくないだけかもしれない。ルミ子はとっても素直な娘、私はとても天邪鬼な娘。
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