このレビューはネタバレを含みます
愛から憎に裏返る瞬間の見せ方が素敵。
永野芽郁が"清佳"であると全然気付けない
(劇中で最後まで呼ばれない)という点。
名前って人生で一番最初に親から受ける愛情
それが全くないって、つまり…
愛情の希薄さを痛感させる展開にグッときた
あとやっぱりこの映画(家庭?)でガンなのは
男がまるで空気なことですよね。
高畑淳子、大地真央の強さに比べて
夫は顔も思い出せないなんて…
独身の私は、まだ娘という一方向からしか
物事を主観的に見られていないので
愛した人にはできれば自分も愛されたいと思う私は
まだまだ未熟だからなのかしら。
でも母性神話のほうが恐ろしい気もするし…
そして愛されるだけでは愛し方は分からないのだろうか…
「愛能う限り」、これからも真っ直ぐ向き合って考えていきたいものである。