まいこ

母性のまいこのレビュー・感想・評価

母性(2022年製作の映画)
3.0
実写化もされた「告白」「ポイズンドーター・ホーリーマザー」などで知られる湊かなえの小説を映画化。一人の女子高生の死を巡り、母と娘それぞれの視点によって衝撃的な事実が浮かび上がる。

これを「母」「娘」の全世界共通認識にしてしまったら大変困る。あくまで二次創作物のあるキャラクターのサブストーリー程度のものに留めて欲しい。いやまあ分かって観てるんですけどね?!とりあえずそんなことは置いといて、お嬢設定かつひたすらに舞台劇的な会話調で進むおかげでリアリティが薄い。ただ、原作を読んでいないのでこれが作家の特徴というのであれば理解出来る。そしてラストの雰囲気が異なるのも鑑賞後に知った。原作の方がゾワゾワ来ること間違いなしでは?
2人の視点と認識の齟齬を楽しむ作品。
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