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大河への道のnonchanのレビュー・感想・評価

大河への道(2022年製作の映画)
3.6
Wikiによると、落語家・立川志の輔による創作落語「伊能忠敬物語ー大河への道ー」を観た中井貴一の熱烈オファーにより映画化されたとか。

現代と200年前の江戸時代を舞台に、日本で最初の実測日本地図を作った伊能忠敬を主役にした大河ドラマの制作プロジェクトの行方と、日本地図完成に隠された秘密の物語。

郷土の偉人、伊能忠敬を主人公とする大河ドラマの企画を進めるうちに次々と明らかになる事実は、今まで知らなかったことばかりで目から鱗。

伊能忠敬と弟子たちが行った200年前の測量技術もなかなか興味深く、実際の日本地図と重ね合わせるとその精度の高さに驚く。
最後の江戸城大広間?のシーンは今作最大の山場で、その壮大な様子に鳥肌がたったよ。

創作落語がベースのコメディ展開なので、観ているこちらを飽きさせないし、時代劇や歴史モノが苦手な若い人たちもすんなり受け入れられる、「日本の常識をも変える 歴史発見エンタテインメント」だった。
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