このレビューはネタバレを含みます
「しぶとく生きていけばいい」
めっちゃ泣いた。
入りから面白かった。アタリ
カラフルって小説、高校の時に教室の後ろの本棚に置いてあってずっと気になってたけど、読まないうちに卒業しちゃった。最近映画化してたことに気づいてすぐにマイリスト入れた。あまり日の経たないうちに観た。
お兄ちゃんめっちゃ感じ悪。何?ドアはバンって閉めるし返事はしないし嫌なこと言うし。だけどめちゃくちゃいいやつ。めっちゃ好き。不器用だけど人を大切に想う心の優しい人。
挿入歌や主題歌が好み。
映画の雰囲気と合ってた。
一足も二足も先に春を見た気分。
あきらちゃんが可愛いな。
すぐそばにあるのに見えないものって山ほどあるな、と思った。そこにあるのが当たり前になって、それでは物足りなくなって、何も無いと感じてしまう。だけど本当はいつだってそこにあるんだ。
心の目を開いて、鼻からゆっくり息を吸って、空を見上げて、口角をあげてみたら、ほんの少しだけ世界が明るく見える気がする。
真くんのビジュは圧倒的に髪を切る前の方が好きです。
それにしてもめっちゃ泣いた。
なにもかもが嫌になっちゃうようなことがあった時、悲しい気持ちになった時、目の前が真っ暗になって近い未来すらも見えなくなってしまった時、決まって自分の足元を見てしまう。この世界で自分だけがひとりぼっちで、誰の瞳にも映っていないような気がして、悲観的になってるわけでもなくただそれが現実のような気がしてしまう。だけど本当はきっと、顔をあげれば自分の周りにはたくさんの人がいて、たくさんの愛があって、色に溢れているに違いない。ただそれが見えなくなってしまうだけ、気づけなくなってしまってるだけ。自分自身を俯瞰的に見てみたら、案外この上なく幸せ者が見えるかもしれない。
光がなければ色が見えないように、真っ暗な闇に閉じこもってしまったらモノクロの冷たくて無機質な世界になってしまうけど、瞳に光を映せばやがて世界は彩るんだな〜。しぶとく生きようっと「人生は所詮、ただのホームステイなんだから」。