HOMESTAYのクリームソーダのネタバレレビュー・内容・結末

好きな映画はと聞かれたらこの作品を答えたいぐらい素敵な映画です。

生きづらいなと思った時、この世界がクソだと思えた時、人生が暗く何も見えなくなった時、生きてる意味が分からなくなった時、将来に希望見いだせなくなった時、生きる気力がない時、そんな時にこの映画を観返して後押ししてくれるようなあたたかさに浸りたいです。


上手な絵も書けて誰にも崩せない世界を持ってる強い真、良い奴な幼なじみの晶、かわいい美月先輩、記憶が無い真に思い出させないように遺書や写真を隠したり不器用なりにちゃんと見てくれていたお兄ちゃん、向き合ってくれたお父さん、真の絵が大好きで小さい時に書いた絵をロック画にしてくれてたお母さん。マイナスな所ばかりに気を取られて素敵な所には目を向ける余裕すらない。

楽しい事は忘れてしまうのに嫌な事はこびりついて剥がれない忘れたくても忘れられない
どんどん肥大化していって目の前が暗く埋もれてしまうような気持ちになる。
主観でしか見えない自分の人生、俯瞰したら
案外良い人生なのかも。苦しくなった時は見方をかえてとアドバイスをされてるかのようです。


1時間52分がとても短く感じました。
後悔のないように生きる、なんて生きる気力の無い後悔ばかりの人生の私にはなんだか苦手な言葉で、だからこそ暗闇から救い出してくれる暖かい手ようなこの映画に救われました。しぶとく生きてやろうと思います。