懐かしい！ガイリッチー監督って、今や大味なエンタメ大作を無難に作り上げる、ブランド付の職業監督みたいになってるけど、昔はこんなだった。最近のウィルスミス版アラジンも好きやけど。
ちゃかちゃかしたカット割。特に最初らへんの、早回しと遅回しを切り替えるテンポ感とか、今見ると若干ダサい演出だが、昔はこれを観てなんてオシャレな映画なんやて思ってたなあ。とにかく10代の時は本作やスナッチみたいな映画を観て、映画がどんどん好きになっていった記憶がある。
ステイサムの愛嬌によるところが大きいと思われるが、仲良し大人四人でわちゃわちゃしてるのが楽しい。話はパルプフィクション的ドタバタ群像劇だし音楽はもろ90年代ヒップホップのサンプリングネタみたいなオシャレ曲ばかりで、さしずめイキったタランティーノといった感じ。ガイリッチー監督、絶対ヒップポップ感度高いやろ。
そんな監督、今年は久々に本作の系譜を継ぐ裏社会を舞台としたドタバタ群像劇、そしてリボルバー以来久々にステイサムを主演に起用した犯罪アクション、と原点回帰狙ってる感の新作が続くので、個人的にわくわくさせてもらってます。
