このレビューはネタバレを含みます
劇場公開時は見逃してしまっていたのでようやくレンタルで鑑賞。
言葉では言い表せない独特の世界観とハイクオリティのストップモーション映像
台詞も一切無く、さらに抽象的すぎる映像が続くせいでこの作品を理解することは不可能。なんだけど、なんせクオリティが高すぎるせいでそんなものどうでも良くなる中毒性がある。
次々産み落とされる労働者はゴミのように扱われ、潰されるという社会風刺的要素もあるし、地獄が生んだ新たな宇宙でも新たな地獄が発生する、という皮肉たっぷりな終わり方も良かった。
万人受けはしないけど、刺さる人は感情をぐちゃぐちゃにかき乱されて興奮すること間違いなしの一作。
正直一度観ただけでは1割も理解できてないだろうからパンフレットを読んでもう一度鑑賞する。
シーンの節々から制作に対する執着を感じ取れた。こんな作品が世に放たれるのはやはり嬉しい。