ジャンク

グレイマンのジャンクのネタバレレビュー・内容・結末

グレイマン(2022年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

原作はAudibleで聴取済。
とはいえ設定など原作は異なるので別に読む必要はない。
ストーリーは普通だけどアクションは凄い。


★★★☆☆ バンコク
最初から映画オリジナル、シエラ・フォーの暗殺任務。
シエラ・シックスがスーツ姿で、暗闇の中静かに取り巻きを暗殺していくシーンは原作は無骨なイメージと違い、スタイリッシュでかっこいい。
花火の発射口に頭を押し付けるなど格闘アクションも迫力。

★★★☆☆ 輸送機
ほぼ原作通り。
映像的には一番派手なシーケンス。
とはいえ輸送機が墜落する映像は、当たり前だけどCG、
他の映画の既視感もあってそれほど乗れなかった。

★★★★☆ ウィーン
概ね原作通り。
落とし穴のくだりは映像で見ると少し間抜けに見えるが、
穴の中で疑似時限爆弾を作って水でダメージを軽減、
こういう臨機応変な創意工夫は楽しい。

★★★★★ プラハ
原作+アルファ。
本作一番の見せ場。
手錠を掛けられるのは原作通りだがベンチに固定されてのガンアクションが新鮮で良い。
そして発揮されるロイドのクレイジーっぷり、ド派手なドンパチ。
政府側の人間が外国で大っぴらに撃ちまくるのを映像で見るとヤバさが良く分かる。
路上電車でのアクションも鏡越しの射撃やらカーチェイスやらで大興奮。

★★★☆☆ 古城
色々とオリジナル寄りの展開。
ダニの奮闘っぷりが良い。
原作にないフィッツロイ死亡。
巨大迷路はちょっと間延び感あったけど、
シックスとロイドのボロボロになりながらの格闘は笑っちゃうけど楽しい。
でもどうせラストをオリジナル展開にするならもっとスッキリ終わらせて欲しかった。


全体
特別原作ファンと言うわけではないが映画化成功の印象。
監督は流石のルッソ兄弟。
ライアン・ゴズリングのカッコよさは勿論、
クリス・エヴァンスが生き生きと悪役を演じていたのが新鮮で良かった。
アナ・デ・アルマスも好きなので女性が少ない原作に無理やりねじ込まれた役ながら活躍は嬉しかった。
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