右京

アダム&アダムの右京のネタバレレビュー・内容・結末

アダム&アダム(2022年製作の映画)
4.6

このレビューはネタバレを含みます

2022/3/14
家族愛的な部分も重要要素として垣間見えつつも、ベースコメディを貫いたことで、オマージュや映画ネタもすんなり入ってくる。
最近のSFは練り込まれまくりオタク向け設定が定番化してきているが、BTTFよりも緩い設定で作ってくるのは逆張り勝ち。
全体的にマーベル意識が強すぎて、オマージュの域を超えた感じがなくもないが、しっかりコメディベースのオチに持っていくことで「あくまでオマージュですよ」ということが暗に伝わる。そしてラストのキャッチボールシーンの演出へ繋げるような、コメディと家族愛をシーンで切り分けて使う構成が英断だったと思う。
ただ父親役マーク・ラファロはちょっとやりすぎた感。あとライアン・レイノルズにもっとジョーク気質が欲しかったが、両方同一人物役だから、子供時代がその役を担ったってことになるのかな。
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