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40⽇間の沈黙のoのレビュー・感想・評価

40⽇間の沈黙(2014年製作の映画)
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上映後のトークを聞けて理解が深まった。
祖母、伯母、伯母の娘、祖母の家に身を寄せるビビチャという若い娘、という世代の異なる女性たちにそれぞれの苦悩や役割を見せるのがうまい。
ただ、ビビチャが沈黙の誓いを実行しようとした理由が明かされないので、彼女が何のためにそこまでしているのかが見えにくくなってるように感じる。その誓いが彼女の意思によるものなのか、伝統的な慣習によってほぼ強制的になされたものなのかで見え方が変わってきてしまう。
途中、神経衰弱して幻想的なシーンが入るけども、ビビチャが話せないゆえにもどかしさが募る。
伯母のハイダは現代に生きる女性らしくベールを被らず、伝統に従うビビチャに違う道を示してると思うけど、ハイダのキャラクターをもっと生かされれば、ウズベキスタンにおける男性による抑圧、家父長制がより浮き彫りになったように思います。
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