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情熱の王国のoのレビュー・感想・評価

情熱の王国(2021年製作の映画)
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ミュージカルを制作する過程をミュージカルにして映画として見せるメタフィクション、面白く見た。
演出家が元カノ(と思ってたら元妻でした)のダンサーに主演兼振付師として共同制作を持ちかけ、あわよくば復縁も匂わせつつ、制作するミュージカルでは若手演者たちの恋愛模様もロミオとジュリエットをベタに援用しながら展開。
主軸となる2組の恋愛、見応えのあるダンス、それらを過不足なく端正に見せるストラーロのカメラワークが遺憾なく発揮され、この映画を魅力的にしてくれてると思う。
サラ、イネスを演じたお二人がとても魅力的で、彼女たちが写っているだけで画面が持つ存在感を放ってた。
重箱の隅をつつかせてもらうと、イネスのお父さん周りのストーリーはやや余計な印象。
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