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40⽇間の沈黙のsashaiceのレビュー・感想・評価

40⽇間の沈黙(2014年製作の映画)
3.2
中央アジア映画祭4作目。ほぼサイレント😨何度がうとうとしちゃいました。序盤からかなりトンデモなく暗い!そして重い。。っと思ったら最後まで闇と病みしかなかった。。部屋が暑い、眠い、狭い、響き渡る誰かのイビキ、自分もお腹がめっちゃ鳴りそう。劣悪な環境下で耐え抜いたけどやっぱりサイレント映画は苦手😰40日間沈黙を貫く誓いを立てる女性の話ですが、ウズベキスタンの社会的、文化的背景知らないと難解。。40日間はウズベキスタンでは特別な意味を持つ(子供の誕生、結婚、身近な人の死は家の外に出ない)らしいです。「あなたは死の前日に 私を容赦なく殴った。」というラジオから流れてくる女性の話から家庭内暴力や強制的な結婚などウズベキスタンの古くからの女性の役割の概念に縛り付けられる女性たちの苦悩が伝わる。村の居心地の悪さ、父親の不在、夫との関係でのトラウマなど登場人物の女性全員が何らかの問題を抱えている。自分が頼るべき、庇護するべき家族がいない中でのヒビチャの理由の明かされない沈黙。想像以上にずっしりくる作品でした。。
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