【ハワイ、死の淵に立つ】 2021年の映画ベストを決めるために最後の追い込みを行っている。ハワイを舞台にしたアピチャートポン・ウィーラセータクン映画のような世界観の作品『I Was a Simple Man』を観ました。ハワイ・ホノルル出身のクリストファー・マコト・ヨギ監督は2018年に発表したデビュー作『August at Akiko's』で注目を受ける。本作は音楽家であるアレックスが幼い頃の記憶だけを頼りに、先祖の家を探す映画である。過去には『お化け(Obake)』という作品を発表しており、日本ともゆかりがある監督とのこと。そんな彼の『I Was a Simple Man』は不思議な映画であった。