トンネル開通のための工事中に目を覚ました巨人に対処すべく古生物学者の主人公が仲間達の協力を得ながら解決策を模索していく様を描いた岩と土の巨人トロールを題材にしたノルウェー産モンスター・パニック映画
Filmarksでの評価は低いようだが、そこまで酷評されるような作品ではないと個人的には感じた
過去多くある怪獣作品に対しての理解が十分伝わる物語になっているし、映像も決して悪くない
モンスター・パニック物としての基本を抑えつつ、トロールという生物の特徴を活かした物語展開もしっかりと練られている(と言っても、引っ掛かる部分もあるのだが)
登場人物も最小限に収めながらも、しっかりとキャラ付けをしているのでトロールが出てこない時間でも退屈感なく観ることができた
他のレビュアーが指摘するように意外性やオリジナリティは確かに少ないのでハラハラ感はあまり味わえないかもしれないが、十分観るに堪えるエンタメ作品にはなっているのでモンスター・パニック作品が好きな方にはスコアを気にせず試してみて欲しい