真性のM男で、ハードなプレイを好むヨシダヨシオ。
田舎町に一軒あるSMクラブで、
縛られ、鞭打たれる日々を
村上淳が怪演。
ブリーフのわきからはみ出た
玉袋に五寸釘を打たれるシーンは、玉袋がない私でも、痛っ!てなる。
ミホ女王様はバイトの女王様で、ヨシダとの間に奇妙な関係がなりたっていく。
そして、ヨシダを目覚めさせた
伝説のユキコ女王様との再会。
SMをモチーフにしながらも
愛の形であったり、
性の問題であったりを
割とさわやかに描いている。
ラスト近くのシーンも素敵。
冒頭のナレーション。
“マゾにとって、「お仕置き」が
快楽であるならば、
「お仕置きされない」ということが、最大の「お仕置き」である。
ということはマゾにとっては
「お仕置きされない」ということは最大の快楽、ということになる”。
Mは切ないのよね……。
山本直樹の原作漫画を
読み返す。
原作にかなり忠実。