このレビューはネタバレを含みます
神！めちゃくちゃ面白い！というほどではないが、無難に面白い。
原作者関わってる系だと、Zやスタンピードには及ばないか、ストロングワールドと同じくらいの満足感。
原作ではあまり描かれない、海賊は悪者、主人公サイドが海賊だから見えないが、海賊により苦しんでいる人がいるというテーマで物語が進む。映画だからこそやれたこと。
Adoの歌がくどいと思う人も居そうだが、結構迫力ある演出なので良かった。映画館で見ないと魅力は半減してしまう。
原作で考察されていた、ロジャーの船にいた赤ん坊がシャンクス、シャンクスはゴッドバレーの生き残りってのが確定になる。ゴッドバレーの生き残りならやっぱり天竜人なのか？って疑問も新たに生まれた。
ルフィとシャンクスとを会わせないで、ルフィとシャンクスとを共闘させるという離れ業をやるためのキャラがウタ。そこはうまくやったと思う。
考察で言われるシャンクスが実は悪役ってのは、この映画で消えたかな。
ブリュレやブルーノなど、地味に人気のあるキャラたちの使い方が上手い。客寄せパンダのキャラは一人もいない。ちゃんとみんな活躍する。特にコビーはもう海軍大将レベルの活躍。
黄猿がシャンクスの覇気にガチビビりしていて、ある意味原作での緑牛の格が保たれたか。
アニメより先に動くニカが見れたの本当に大満足。
個人的に、ウタを育ててきたゴードンが「私が悪いんだ」と叫ぶところで、「父親」にいろいろあるウソップとサンジがフォローするのがとても良かった。
ウタはおそらく最後に死んでいるけど、明確な死の描写を出さなかったのはブラフとも取れる。物語が完結した世界でしれっと生きててほしい。でも、ルフィとの最後の会話のシーン、ルフィにあんな涙流させてしまったらもう、、、、って思ってしまう。
