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ONE PIECE FILM REDのYKのネタバレレビュー・内容・結末

ONE PIECE FILM RED(2022年製作の映画)
2.0

このレビューはネタバレを含みます

ウタという魅力的なキャラクターがいるのに…これは酷かった。途中からはただただ天井を見上げ、最初で最後の渋谷TOEIを目に焼き付けようとする時間になった。

話はマクロスプラス的なもので、歌で人々を洗脳する、その能力を持つのがウタウタの実の能力者であるウタ。しかも彼女はシャンクスの娘?でルフィの幼馴染というバックグラウンド付き。タイトルがREDなわけだが、結局シャンクスの物語なのかウタの物語なのかはよく分からん。

アニメに関しては完全にTVシリーズクオリティ。そもそも劇場用の絵作りになってない。Adoライブってよく言われるけど、歌唱シーンはかなり厳しい出来。結局ライブシーンは3Dじゃないと難しいので、軽く作画を入れてあとはモーショングラフィックスとかキャラが映らない謎インサートでごまかすしかない。ライブではなくMV風。このMV的なやり方は映画演出としてかなり微妙で、カメラ=視点の切り替えは本来最も繊細であるべきなのに、それを簡単に雑にやってしまっている。現実世界⇄ウタの世界の区別も、もっと面白く印象的にできただろ!って思う。

僕は70巻ぐらいまで読んで終わってる人間なのでいろいろ忘れてた部分も多かったのですが、最後の方でウソップのお父さんが赤髪海賊団にいるってのはちゃんと思い出して、そこだけグッときました。
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