MayumiM

デイ・オブ・クライシス ヨーロッパが震撼した日のMayumiMのレビュー・感想・評価

3.0
原作は2006年の作品で、フィンランドのEU加盟を阻止するロシアという構図をスリル満点に描いた一作のようです。とはいえ、フィンランドは1995 年1月1日にEU加盟を果たしてるので、映画化に当たってNATOに矛先を変えたんでしょうね。そんなNATO加盟も今年の4月4日に果たされてる訳ですから……ロシアと因縁浅からぬフィンランド的には、ウクライナ侵攻は言葉は悪いけど願ったり叶ったりなタイミングだったのかな……とも思ったり。
それはともかく。
作品的には、一歩間違えれば戦争勃発でもおかしくないだけに(実際WW1はオーストリア皇太子夫妻暗殺がキッカケな訳だし)センシティブなシチュエーションなんだけど、ソコは北欧の小国(失礼)なだけにこぢんまりとした展開に収まってしまってたかも。とりあえず、一捜査官だけでどうにかできるものではないし、軍隊が出てきてるならもっとどうにかなってたのでは……というのは、ハリウッド慣れし過ぎてるせいかもしれないけど。

それにしてもシルヴィア、あのエンディングってもしかして離婚したってことなの?ソレはちょっと旦那が可哀想過ぎないか?
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