にっきい

アキラとあきらのにっきいのレビュー・感想・評価

アキラとあきら(2022年製作の映画)
3.2
相変わらず誰よりも眉毛メイクバッチリの横浜流星くん。

少し前から劇場でめちゃくちゃ予告やってて観るように洗脳された作品。
サブリミナル効果と言うやつですね。
(嘘です)

銀行員ではなくバンカーの話し。
違いがはっきりは分かりませんが劇中では窓口で一般の顧客相手にしてるのが"銀行員"、企業相手に大型融資してるのが"バンカー"的な使い方されてたと思います。
2000年産業中央銀行に入行した新人の中で、ズバ抜けて実力のある山崎瑛(竹内涼真)と階堂彬(横浜流星)の2人の新人研修での攻防は伝説になっていた。
瑛は自身の親が会社を倒産させた経験から人情に厚く、一方彬は一流企業の御曹司と言う立場からか利益を優先するようになる。
正反対の2人がやがて4800人の従業員を救うため、巨額の融資を行おうとするのだが…って話し。
原作は長いらしく映画の尺に収めるため、かなり端折られてる印象。
階堂グループのいざこざや、左遷された瑛が本店に戻れたエピソードが詳しく描かれてないからストーリーが薄っぺらい。
人としては瑛のように他人を助けるために温情で融資する方が良い行員に思えるけど、実際は彬のように状況を的確に判断して、時には非情になる事が大切なのかも。
その最たるものが上司である融資部長の不動(江口洋介)。
彼の口癖は「確実性」。
少しでも債務不履行になるような要素が有れば絶対に融資はしない。
でもそれは相手の会社にとっては非常でも、行員とその家族を守るための事。無理な融資をして銀行の経営状態が悪くなれば取り返しがつかないから。
邦画の脇役と言えば野間口徹さん。
今作にも弁護士役で1シーン出てました。
この映画が舞台だった当時は結構ニュースにもなってた気がする粉飾決済を簡単にやり過ぎな気がしましたが、債務者の言い分、銀行の言い分、駆け引きなど普段見れない内側が観れて興味深かったです。
劇中のセリフにあった銀行を表す表現が「なるほど!」と思ったので書いておきます。
"(銀行員とは)晴れの日に傘を押し付け
雨の日それを返せと言うようなもの"

これ観て次の映画観るのに移動した時の話し。
今作をTOHOシネマズ二条で観て終映が20:05で、次がみなみ会館で20:25〜。
20分でJR二条〜近鉄東寺を移動しなくちゃいけないんだけど、乗換アプリで見たら20:03に乗らないと間に合わない。
って事でエンドロール始まってすぐに劇場出たのが20:01。
駅まで走ってなんとか間に合いました。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2022年8月28日
鑑賞回:17:45〜20:05
劇場名:TOHOシネマズ二条
座席情報:SCREEN6 Z-16
上映方式:2D
レーティング:G
上映時間:128分
備考:割引
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