にっきい

レニングラード・カウボーイズ・ゴー・アメリカのにっきいのレビュー・感想・評価

3.5
わんこも前髪尖ってた。

仲良しのレイチェルさんの素敵なレビューで気になってたアキ・カウリスマキ監督。
何か観てみたいと思ってたら、丁度京都で特集上映やってたので、まずは有名な今作から。

結婚式の余興の為にメキシコを目指す話し。
公開当時からインパクトあるタイトルとメンパーの髪型で気にはなってたけど、観るのは今回初めてでした。
確か公開時に監督か出演者のインタビューで、ソビエトにもアメリカにもウケが良いようにレニングラード(ソビエト)・カウボーイズ(アメリカ)と名付けたと言ってました。
ストーリーって程のものは無くて、売れないポルカバンドのレニングラード・カウボーイズが口車に乗せられてメキシコに向かうロードムービー。
蘭ねーちゃんもびっくりな長く尖った前髪、アブドラ・ザ・ブッチャーみたいに先の尖った靴と言う一目見たら忘れられないくらいのヴィジュアル。
でもやってる音楽はポルカやロシアの伝統的な民族音楽で古臭い。
アメリカで旅費を稼ぐ為にあちこちでライブやるんだけど、その土地土地で流行ってる、ウケる音楽を取り入れていく。
節操が無いと言えなくも無いけど、逆に何でも吸収して自分たちの音楽にしちゃう器用なバンドに感じました。
"RAWHIDE"や"Bone to be Wild"歌うシーンカッコよかった。
全体的にはニヤニヤさせられるようなシュールな笑いなんですが、たまにドリフのコントのような派手な笑いも仕掛けられてるので楽しい。
物語は細かく区切られてるんですが、"革命"のところが特に面白かった。
続編も楽しみ。




*********鑑賞記録*********
鑑賞日:2024年4月14日
鑑賞回:19:50〜21:11
劇場名:出町座
座席情報:2F E-10
上映方式:2D 字幕
レーティング:G
上映時間:78分
備考:会員料金(1000円)
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