Layla

渇水のLaylaのレビュー・感想・評価

渇水(2023年製作の映画)
3.5
KADOKAWA様からご招待いただき、6/2公開の「渇水」試写会へ。観ていて喉がカラカラになる映画でした。現代の前橋市、主演は水道局員という設定なのにマッドマックスか?と思うようなディストピア作品。重いテーマで話が進む中、シーンや人物によってはややステレオタイプ的な言動も目についてしまい、ちょっと集中力を失ったり話の展開が読めそうになってしまう瞬間もあったけど、そこは主役なのにどこか感情が読めない生田斗真さんの不気味な演技で作品にぐぐっと引き戻された。そしてとにかく磯村勇斗さんの演技が素晴らしい!彼の軽やかな存在感と清涼感がしんどい世界をエンタメ作品として見せるバランサーになっていた。どっちに転ぶかしらと思いながら観ていたけど、ラスト近くの飛躍も良かった。おすすめできます。
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