KADOKAWAさんからご招待いただき、試写会へ。2023.05.18
ん〜
先に怪物の試写会行ってしまったのでどうしても比べてしまった。
キャスト(生田斗真、磯村勇斗、尾野真千子、門脇麦など)は良いのになー(個人的に篠原篤さんが出ていたのが良かった。あと柴田理恵さん。)
脚本と演出が好みではなかった。
邦画に憧れた人が自分がやりたい演出でとりあえず作ってみました感。
伝えたいことは分かる。
だが、物語が繋がる辻褄というか、アレ?あのシーンそれからどうなった??
て思うようなものが多く、リアルではなくこの映画はファンタジーとして捉えて見るべきなのだと途中から思って観た。
心の動きや行動が脚本家目線で気持ちが入って来ない。現実的じゃない。
最後のガリガリくん、溶けるやろ普通wwwと思ってしまった。
まあ、映画なんでね。
現実ではやれない事をやるのが映画の世界だから。
普通にミニシアターで軽く見るなら全然OK。
ただ、ここまでの大きな商業映画で有名どころ揃えてバックに大きな事務所?やらあるのになんかもったいないなと思ってしまいました。
子役の使い方は是枝監督天才だなってコレをみて思ってしまい、すみません。
役者陣はとても好きでお芝居もビジュアルも良いのでそこは楽しめました。
怪物と同じ日公開なのは運が悪かったかなぁ…🥲
2023.06.02
追記。
初日舞台挨拶。生田斗真が居るのでチケット取れないのに無理して色々細工して良い席取ったのに尾野真千子来れず。台風で飛行機飛ばないのは(沖縄在住なので)仕方ないけどギリギリで来れませんは無いよおしんど。
今回、観たらツッコミどころばかり気になってしまったのでツッコミどころを書きます。ごめんなさい先に謝る。
先ずは姉妹が貧困になると常識破りを軽くしてしまうところ。入ってはいけないプールに忍び込んだり、水道をパクったり、万引きしたり、それが若干美化されてるところが疑問だった。それを駄目だと誰も言わない。貧乏設定なのに高そうな自転車で二人乗りしているのは、演出と言うか、ビジュアル重視で監督がスタイリッシュな自転車で子ども2人乗り(これも道交法違反)を撮りたかったのかなと思った。
説明が全て足りず、登場人物に経緯を喋らせるシーンがやたら多い。
当たり付きのアイス、はしつこいほど言うし実際はそんなよく当たらないし、車内にそのまま置くもんじゃない(クーラーボックスでも見せればよかったのに)
水道の係員がそんなに市民の私生活に入り込んで良いの?その間に集金回らなくても良いの??金魚のカルキ抜きの水の説明ができるのなら他にも気を配ることが出来ても良かったのでは??
生田斗真は水汲めとか言っといてひとりでぼーっと座って周りのみんなに汲ませてんのなんなんwww
へびいちごポッケに入れたやつ食うなやーwww
傘屋さんのひと、ビニール傘ができたから売れない、とか言ってたけどビニール傘も店頭に置いてありましたけども笑笑
お母さんの愛人のくだり、笑うとこなんだろうけど全然面白くない
彼女に水道代払ってもらってた人との会話もようわからん。きっと胸糞演出したかったんだろうけど無理矢理感。ジャニーズらしく、検索するとみんな半裸かっこいいかっこいいばっかり出てくるからそれ狙いもあったんだろうなと。
男の一人暮らしで自炊は効率悪いし指から血が出るタイミング早すぎワロタ
隣の席に座ってパフェ一緒に食べようとか、ある??笑笑
麦ちゃんの台詞も説明ばかりで会話のキャッチボールがなっていない。水の匂い勝手に嗅いでろ。あそこは笑うとこなん??
あまりにも子ども置き去りでもう犯罪者レベルでは。そもそも水道代は払えないのに携帯代は払えるんかい。オカンが男から貰った金で買ってきた食料が嫌なのは分かるが食べ物は粗末にしてはいけない。極限状態なら悔しくても喰うんだ!万引きよりも!!
尾野真千子の芝居は好きなので言うことないけど流石に出てくんの遅すぎる笑う
あと子供が寝たらそこに置きっぱにしないで重くても抱っこして寝床に連れて行くのが母親なのでそこは斗真に頼むかベッドまで連れて行って欲しかった。斗真に頼んで断られる、でも演出出来たのでは。
柴田理恵の言い方もほぼ説明だし何がしたいかわからない更年期おばさんになっちゃってて柴田理恵さん上手いのに勿体無い。
街中のJKもステレオタイプだし、そのあと商店街をJKとサラリーマンが歩いてるのも露骨。あんな腕組んで歩くか普通笑笑
水鉄砲持った男の子は斗真の幼少期なんだろうけどほんまよくわからない。
磯村勇斗の彼女の台詞も臭過ぎて萎える。なんやねん。妊娠検査薬わからない男おらんやろ。アホか。
しかも水鉄砲持ち帰りしたんかーい!w
ずっと会っていない子どもに対して急に手を広げておいで!とか言ったり海行こう?とか言ったり、良い絵を撮りたいがためにひまわり畑使いました!!が明らかにわかり過ぎてだな。最後も電話かかってきて、海行こう!て。。生田斗真のバックボーンとかに触れてたらまた違うんだけど曖昧だしな。なんか惜しい。もったいない。
児童略取しといてその児童ふたりが水道局にわざわざ手紙と金魚渡しに来てるのも不思議。手紙や絵を良いシーンを貼るところを見せたいためなんだと思うけど。見せたいところがあるのなら、そこへ行く経緯を丁寧に描いた方が良いと思います。見せたい!が優先されて他が曖昧になると全体が崩れてしまうよ。
映画はファンタジーを描いても良いのだから良いけど、現実的にしたいのに無理矢理感が否めないので、現実とファンタジーどっちにしたいんかい!とツッコミ入れたくなる。
白石監督のプロデュースは何をプロデュースしたんだろう…
なんだか、ミッドナイトスワンが売れたから、ジャニーズが対抗してそれに似た様なもので当たらせよう的な、邦画を使って一発当てよう!みたいな印象が見受けられた。いち、登場人物としっかり対峙していない脚本は演出で無理やり「良い感じ」
だけを出す。車置いて、川で足濡れちゃって帰りどうすんの、雨降らないのにあんな滝ってなるもんなの??
良い雰囲気、を優先して辻褄が合わなくなる。
あまり映画を観ない人なら良い感じ!て褒めてくれるかもだけど、会話のキャッチボールと現実味のない行動がずっと????で鑑賞してました。
期待していただけになんかもったいないなと思い、ぐだぐだ書いててごめんなさい。
舞台挨拶で、海外の映画祭でも自信ありげに評価されたい、みたいなことを言ってたけど本当にそれ、思ってる?!
て思っちゃったごめんね。もし賞取ったらそれはそれですごいしわたしの見る目がなかったんだと思います。
みんな愛に飢えていてカラッカラ。飢えた者同士で傷の舐め合い、街中を潤わそうぜ!!みたいなことが言いたかったのかなとは思うが。
これを見ると、邦画、もう少し頑張ってくれ。と思ってしまいます。
好きな人たちが出ているだけにね。
子役は皆さん褒めてるけど言わされてる感満載で自分は全然上手いとは思わなかったかな。
真千子の事務所の社長(ジャニーズの社長も)が制作に関わってて気を遣ってみたけどやっぱり自分の心に嘘はつけない。事務所と事務所の関わり合いなのかな??知らんけど。そもそもあまり番宣とか出なかったりしたのはそんくらいの気持ちの作品だったのかなー?あまり思い入れが無かったのかな?と正直思ってしまったな。
散々言いましたが私は映画が好きだからこそこういう感想が出ました。映画として、の感想ですよ。
まあ、涙も水だよ、の台詞とお姉ちゃんがガッツリ転んだところ、向井秀徳の音楽、それだけは良かったと思います。