えり

渇水のえりのネタバレレビュー・内容・結末

渇水(2023年製作の映画)
3.1

このレビューはネタバレを含みます

渇いてた…

なんとも言えず切なかった。
現実に起こりうる貧困問題。
ネグレクトの問題も。

水道局の人は悪くないんですよね、ただ仕事をこなすだけ。

止められる側は通知を再三無視して止水に至っているわけで。

姉妹が気の毒でならなかった。
途中回覧板持ってきた ご近所さん(柴田理恵さん)も 親への批判的な感情が先走ってしまって子供への寄り添いかたがちょっとズレてしまっただけで、うまくいかなかったけど、あれも善意なんだよなぁ…
自販機の下をさぐってたら喫煙中のJKに声をかけられ、おじさん紹介しようかって言われるところ、怖かった。
姉妹の母もそうなんだけど、やっぱり貧困から〝そっち〟へ生きる道を見いだす人も現実に少なくないのだろうな
万引きもそうかな。

姉恵子がどんどん表情を曇らせてく様子が辛かった、『誰も知らない』の柳楽少年のように高評価できる演技でした。

公園でお水出しちゃうささやかなテロはちょっとやりすぎだけど、そこまで見る間にこっちもカラカラになってたみたいで水たっぷりのシーンがかなり気持ちよかったのは事実。
えり

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