このレビューはネタバレを含みます
すごくゆっくりで、間延びしてボヤーっとした展開。意味がわからないまま焦らさせたまま終わる映画。
どういうことだったのか 正解はわからないまま。わかんないことだらけのまま。
全部見る側が好きなように解釈してね って丸投げされた気分
食べ方のわからない料理を こうかな?こうかな?と食べてみて美味しいかどうかより食べ方あってるかな…って気になっちゃってる そんな気分です
映像としてはとてもキレイ
自然も美しくていい
詩織さんち 小物から灯りまで、可愛らしくカラフルで素敵。
未山は人の思い(念?)みたいなのが分かる不思議な力の持ち主で、看護師のシングルマザー詩織さんと娘の美々ちゃんと半同棲しながら田舎の人々を癒す。
冒頭から黙って未山の隣に居た男
何かしらの霊だとは思ったけどまさかの生き霊 バンドマン
未山の昔の彼女、莉子(妊娠中)を未山に返してくる。
過去 未山は莉子に酷いことをして(エスカレーターで突き飛ばした?)一方的に別れ捨ててきた全部置き去りにしてきんだと想像する
捨てられた莉子を 未山に憧れる後輩のバンドマンが支えたが、莉子は未山を忘れない 未山の代わりになれないバンドマンは、強い念を抱いて生き霊として未山のもとに現れたのかな?
莉子は未山についてくる
白いものしか食べず白い絵を描く。
来なくなった未山を詩織さんが訪ねてきて莉子の存在を知るけど、煮え切らない未山を責めるでもなく 詩織さんは 莉子もつれてきていいと 自宅に未山たちを呼び寄せる。
懐の深さなのか… なんなのか…
美々をみてくれる人が必要だからか?
奇妙すぎる四人の生活。
未山は、不思議な力があるってだけのどうしようもない男、狡くて悪い男だと思った。トンネルのこっちがわ、現実逃避の世界?に来て 沢山の人を癒して有り難がられてるけど トンネルの向こう、もと居た場所では けじめつけてこなかったんでしょう。
莉子の無表情は未山によって救われたりはしてない。詩織さん美々ちゃん親子によって少しずつ心がほぐれていくようすが良かった。
最後も分からないんだけど迷い牛が暴れて手綱ひいてた未山が居なくなっちゃう。 未山のいない世界で詩織さん母子と莉子母子(生まれた赤ちゃん)と四人が笑って過ごしてるラスト。
スッキリしません…
ただ、辛抱強くみていたら終わりのほうで井口さん出てきたのがちょっとご褒美的で嬉しかった。かっこよかったです、坂口さんとならんでもそんなに変わらない感じ、背、高いのね。