不可欠なライフラインの1つである水道を止める「停水執行」の業務に就く水道局員の葛藤を描いた映画。
最初に言うと、自分はこの映画ダメでした。表現したいものは分かるけど、登場人物がみんな浅いように見えたのが原因。特に主人公。
渇水というテーマで、心の渇きや貧困を描くのはいい。でも、日本映画の悪いところばかり目につく演出と台詞回しで、設定の割にリアリティをまったく感じられなかった。
原作がある作品だから、あんまり強くは言えないけど、シナリオの荒さも気になった。そもそも水がどうやって各家庭に届けられているのか、この映画に出てくる人たちは、ちゃんと理解しているのかしら…。そんなことさえ気になってしまう出来栄え。
