このレビューはネタバレを含みます
劇中で「出てくる全員が優しいの」という言葉があったけど、それは観客がこの作品に向けて言いたい言葉だと思った。
うららがBLを好きだとハッキリ言えない気持ちは、オタクが生きづらかった世界に学生時代を生きた人はきっと気持ちが分かるなあと思ったので、正直紡くんがBL漫画を発見して読んだ時とか英莉ちゃんがBL漫画の話を教室でし出した時とかに印刷所の場面とかうららと同じかそれ以上にはらはらしてやめてくれえ〜！！！と思ったけど、思った以上にみんなすんなりと受け入れたり「実は興味ある..」と言っていてびっくりした。時代もあるのかなあ。
この作品のような日常が進む中で少しでも一歩踏み出してみたり、何かがふと見えた気がして終わる作品が大好きなので本当に心に刺さりました。漫画とリンクしていくうららと雪さんの関係がなんだかさながらGLのようでもあり...(笑) 大変萌えさせていただきまして...(笑)
何か自分が好きなものに出会えたおかげで見えてきた新しい世界やできた友達、踏み出せた一歩、初めてする経験...全てが自分の人生の活力になって最高の思い出たちになって毎日がキラキラと光っていくんだって。大事な気持ちをまた思い出させてくれる作品でした！好きなものを好きだと笑顔で胸を張って言える人間に少しでも近付いていけるといいね。
