ゆずきよ

メタモルフォーゼの縁側のゆずきよのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.8
タイトルがそもそも良い。
この手の映画では珍しく高評価だったので気になっていた。
原作漫画があるらしいが、存在は知りませんでした。申し訳無い。

物語は、本屋でアルバイトしている高校生の芦田愛菜と、偶然自分と同じ趣味の漫画を購入した宮本信子との交流を描くハートフルドラマ。
BLの事は、私はあまりわからないのだけれど、隠す様な事だったのか。
芦田愛菜は、巷では芦田プロと呼ばれるだけあって流石の演技力。
宮本信子のおばあちゃんもいるいるこういう人って感じの、所謂ザ悪気の無いお節介おばあちゃんって感じで、苦手な人は苦手かも。私はこういう方好きですけどね。
高橋恭平は存じ上げていないけれどジャニーズの方かな?
借りた漫画を読みながら出されたとは言えポテチ食べるのは、私の中では完全に有罪です。執行猶予無しです。
漫画がテーマなので、間で差し込まれる漫画絵の描写凄く良い。
いくつになっても新しい事は始められるし、新しい友人と出会う事は出来る。
ラストまでこのままの空気感で迎えてくれて良かったし、縁側をしっかり生かしているのが素晴らしかったのだが、この映画の真価はエンディングテーマです。

全体的にほんわかした雰囲気と音楽で、コーヒーや紅茶よりお茶を飲みながら観たいです。
大きな事件は無いが、ちょっとした出来事や問題から関係性が深くなったり、芦田愛菜が成長したりするのが心地良くて、良い意味で良く眠れそう。
納得出来ないのは、原作がどう展開しているのかはわからないけれど、幼馴染とのエピソードいるかな?
2人の関係性が何とも言えなくて、主軸がブレる気がしてしまう。エッセンスとしては良いんだけどもね。
その辺りは漫画を読んで補完してみます。
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