寝てるとき以外全部眠い

メタモルフォーゼの縁側の寝てるとき以外全部眠いのレビュー・感想・評価

メタモルフォーゼの縁側(2022年製作の映画)
3.5
よかった〜。2人の距離の取り方、縮め方がすごく自然。お互いを受け入れ合う優しさ溢れる映画だった。


宮本さんの動作や話し方が全て可愛い。品があるけど親しみやすく、老婦人というよりは「おばあちゃま」って感じがする。心をときめかせるものを持つ人っていつまでも乙女で可愛い。こういう人いる!!と思った。自分もドキドキしながら歳を重ねたい。

関係ないけど、78歳の吉永小百合が「こんにちは、母さん」という映画で初めておばあちゃん役をやったとき、そこばかりニュースでフィーチャーされていて違和感しかなく、監督が「おばあ役を引き受けてくれるか不安だった」というようなことをインタビューで話していて、その歳でおばあ役を断るなんてあるの?と怖くなってしまい、そして出来上がった不自然な下町おばあさまは綺麗で美しいけど、親しみやすさが皆無で変だし銀座の人という感じだったな…ということを思い出しながら観た。

何が言いたいかというと、銀座近辺から引っ越してきた感のある人より、宮本さんの方が適役だったのでは…ということなんですが。