のすけ

ハケンアニメ!ののすけのレビュー・感想・評価

ハケンアニメ!(2022年製作の映画)
4.1
まずアニメの制作場面
めっちゃ楽しい
よくアニメ制作の裏側のドキュメンタリーとか裏側事情についての記事とか読んだりするけど、第三者がいない状態のリアルっぽい制作の雰囲気とか段階が見れてすごい楽しかった。
それぞれの役職名がテロップみたいに出てくるけど、映画ではあまり見たことない演出やけどよかったと思う。気にならなかった。むしろ、この人誰?いる?って疑問が出てこーへんかったからプラス

あと、思ってたより群像劇やった
主人公だけじゃなくて、周りの人間のそれぞれの葛藤、問題を描いててドラマが成り立ってた
主人公は新人監督で初の監督業で失敗できないというプレッシャー。
プロデューサーとの商業としてのアニメと芸術としてのアニメの戦い
アニメーターとのコミュニケーションの難しさとか
これだけならよくありそうだけど
プロデューサーの悩み、天才と呼ばれて過剰に期待される監督の悩みとか
上手い具合にそれぞれの葛藤が分かるように描かれていて、群像劇として成り立ってる
群像劇が好きな身としては見ててすごい楽しい。
脚本立派。


ちょっとくさいセリフとか演出はあるけれども、全体としては好きな作品です。
のすけ

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