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ふたりの女、ひとつの宿命のENDOのレビュー・感想・評価

ふたりの女、ひとつの宿命(1980年製作の映画)
3.8
代理出産という提案が個人的な友情を引き裂く上に、ナチス政権下のハンガリーで公的迫害のダブルパンチ。見てるだけで気分が鬱々としてくるが、そういった嫌悪を抱かせることが目的なのか。メーサーロシュの主題はいつも一緒。2人の女と出産。ホーム・ムービーを上映中に入り込んでくるリリさん。いつにも増して閉塞的で暗い。ユペールの通底するいなたさはここでも健在。出産は大事だが、子供の存在自体はどこまでも希薄。ユペールを二度見するカメラ。
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