伝説的ヒットを記録した『バーフバリ』のS.S.ラージャマウリ監督最新作。ということでインド映画にしては珍しい全国ロードショー。ありがたい。
とにかくパワフル。主演二人の筋肉が物凄いので、止まっていてもパワフル。絵面もパワフル。前半終盤の救出戦のシーン、なんで動物ごと突っ込む必要があったんや。最高。序盤の子供救出のシーンも無駄が多くて最高。華々しけりゃなんでもええんよ。
そしてシンプル。序盤から「この作品に出てくる大英帝国は血も涙もない鬼畜野郎です」と教えてくれるので、心置きなくきゃつらを憎みながら鑑賞できる。そこだ!殴れ!やれ!ぶっとばせ!!立ち上がれ!!!
因縁と葛藤を描いた王道の前半から、新事実発覚による疾走感のある後半パートの構成も見事。3時間の長尺を感じさせない引き込まれる展開。最高。