映画の中ですこし報復したくらいでは実際のイギリスの邪智暴虐ぶりとインドに対してしでかした悪行の数々は全くイーブンにならないため、どんだけやっても許されるどころかまだまだ足りないくらいなのが面白い。だからといってただ闇雲な暴力的報復としては終わらず、しっかりと段階を踏んで、エンタメとしての質を最高に保ちつつ、精神的にも物質的にもイギリスを踏み越えていく。
誇りを持て、すべてのインド人!ていう感じ。前情報ゼロだったので最初イギリス人が出てきた時点でおや?となったんだけど、イギリス人が木の棒で人の頭を打ち据えた瞬間なるほどーー!!!こういう映画かーー!!!とそのコンセプトの全てが理解されてすごかった。どこをとっても、非常によくできてるぜ〜
冒頭の群衆とか、鞭打ちシーンの群衆とか、群衆の恐ろしさと強さをしっかり描いてるところがグッときた。