このレビューはネタバレを含みます
序盤に出てきた「ラッくんとビーちゃん 仲良しコンビのわくわく⭐︎珍道中」みたいなムービーが伏線だなんて思わんやん。なんか後半の合流後は涙ぐんでしまいました。
でもその後の戦闘が「♪ラーマは偉大な一族の…」「♪ビーマは脅威の跳躍の…」と出自と現状説明のみで構成されたキャラソン付き、しかも【空中でバイクに着火】→【着弾場所にTNTがあったから爆発したよ】→【もう一つの部屋にはもっとあったよ】→【よって爆発は大きくなったよ】と理にかなってるのかどうか怪しい理屈で展開される、通常+1.5割増しに誇張されたアクションが感情をぐちゃぐちゃにしてくる。
そうなんすよね。なんかいちいち大げさで楽しいんすよね。
蛇に噛まれた親友を治療して命を助け、自分は死ぬかもしれない任務に赴くために出自を明かして別れを告げるのいいよな…
でも、聞いてしまったからには大義のために友を痛めつけて弱みにつけ込んで逮捕しなきゃいけないのつらいな…でもいいよな…
…蛇に噛まれて弱ってたんだよな？
「虎と身一つで渡り合える奴だが優しい」「脅威のフィジカルがあり、任務に忠実」と後々生きてくる設定を序盤にしっかり描いておく律義さがありながらも、当日の奪還作戦は動物ドワァ〜‼️火ィボワァ〜‼️な大雑把さが愛しい。
ツッコミどころは前半にほぼ集中しており、後半はエモエモでベコベコにされて普通に手に汗握って見てました。ええもん見たな。
…エンディングのダンスに出てきたおっさんは何やったんだ？(←インドの有名な革命家らしい)
